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横浜IRとは?カジノ含むIR誘致の内容を解説!求人も要チェック

現在、いくつかの都市がIR誘致を公式に表明してその動向が注目されています。

中でも、横浜は日本のIR候補地として有力な場所の1つとされています。一体なぜでしょうか?

結論から言うと、それはアクセスの良さ・周辺観光資源の多さという好条件が揃っているためです。

今回はそんなIR候補地としての横浜について、概要や魅力、参入企業などの情報をご紹介します。

横浜におけるIRの基本方針

横浜市の発表しているIRの基本方針は以下になります。

  • 方針:横浜イノベーションIR
  • 場所:山下ふ頭
  • 時期:2020年代後半

さて、横浜イノベーションIRと言われてもピンと来ないかもしれません。

少し噛み砕くと、横浜を世界から選ばれるデスティネーション(目的地)にするため、経済・観光分野にイノベーションを起こしていきますという内容になっています。

では、どのようにイノベーションを起こしていくのでしょうか?

横浜市IR推進課によると、以下4つの改革を通してイノベーションを実現していくとされています。

  1. 世界最高水準のIRを実現
  2. 都心臨海部との融合
  3. オール横浜で観光・経済にイノベーションを
  4. 安全・安心対策の横浜モデルの構築

要するに、ギャンブル依存症や治安に細心の注意を払いながら、横浜の立地と資源を活かした世界最高レベルのリゾートを開発します(=横浜イノベーションIR)ということです。

ちなみに、開業候補地の山下ふ頭は山下公園や中華街からもすぐの港です。

現在は開運事業者がコンテナなどを置いているような場所ですが、横浜市はこの場所をまるごとリゾート地区に変えようとしているわけです。

IR候補地としての横浜の魅力

IRを横浜につくることの魅力は何でしょうか?

色々あると思いますが、大きく4つ考えられると思います。

  • 便利なアクセス
  • 周辺の観光資源
  • 世界的企業の拠点
  • スポーツイベント

少し詳しく見てみます。

便利なアクセス

横浜IRの魅力として、まず挙げられるのがアクセスの良さです。以下のように、空路・海路・陸路と全て完璧に網羅しています。

  • 空路:羽田空港 / 電車で30分
  • 海路:クルーズ港 / 直結
  • 陸路:新幹線 / 新横浜駅で乗り換え15分

羽田空港は国内外から多くの航空機が離着し、年間の乗降客数は8,568万人と日本ダントツ1位です(※成田空港が第2位で3,896万人)。ここから電車で30分圏内であることは大きなアドバンテージと言えます。

また、2019年10月には国際客船ターミナルと商業施設、ホテルが一体となった横浜ハンマーヘッドがオープンしました。山下ふ頭はこれに隣接しています。

新幹線は言うまでもなく、京都や大阪といった関西の観光名所との接続の役割を果たします。2027年以降はリニアも開通するのでさらなる追い風となるでしょう。

このように、横浜IRのアクセスの良さは控えめに言って最強といえます。

周辺の観光資源

横浜IRの最大の魅力とも言えるのは観光資源の多さです。

少し例をあげるだけでも、その魅力度が分かります。

  • 浅草・雷門
  • 東京タワー
  • 東京スカイツリー
  • 秋葉原
  • 横浜中華街
  • 鎌倉
  • 箱根温泉
  • 富士山

関東圏で他に有力な候補地がないので、浅草から富士山まで幅広い観光スポットへの拠点となり得るのが横浜IRの特徴です。

また、横浜市は港町横浜の歴史文化も積極的に発信していきたい考えを示しています。

確かに関内のあたりは歴史ある建築物がたくさんあり、街の雰囲気も唯一無二な気がします。

こういった周辺の観光資源を活用しやすい点は横浜の大きなメリットと言えそうですね。

世界的企業の拠点

横浜では既に日産自動車やソニー、いすゞなどといった世界にも通ずる有名企業が数多く拠点を置いており、これら企業が世界中のビジネスパーソンを引き寄せる呼び水になると期待されています。

横浜IRではMICE(大規模な会議施設など)も開発される予定で、企業の展示会や世界的な会議の開催も見込まれています。こういったビジネスユースのポテンシャルも高いのが横浜の魅力となっています。

横浜市は引き続き多くの企業誘致を進めており、今後もこの経済集積を加速していくものと思われます。

スポーツイベント

横浜IRでは多くのスポーツインベント開催に期待できます。

横浜は既に2つの大きなスタジアムを抱えています。これは大きなアドバンテージです。

  • 日産スタジアム
  • 横浜スタジアム

日本中が感動と興奮に包まれたラクビーワールドカップ2019™では、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で6試合が行われ、決勝戦では過去最高となる 7万103人の入場者数を記録しました。

また、東京オリパラでも横浜は野球・ソフトボール、 サッカー競技の会場となっており、大規模スポーツイベントの開催により多くの集客が可能なことを示しています。

スポーツはある意味世界共通のエンターテインメントなので、強力な集客エンジンになりそうですね。

IR誘致に向けた横浜の課題

さて、魅力溢れる横浜のIR構想ですが、課題となっていることもあります。

それは、一部地元市民からの反対です。

現地市民団体「カジノの是非を決める横浜市民の会」は継続的に抗議活動を行なっており、ホームページやTwitterで署名や募金を呼びかけています。

他にも横浜のIR誘致に反対する組織がありますが、よくよく主張を見てみると必ずしも山下ふ頭の開発自体に反対というわけではないようです。

争点はシンプルで、カジノ反対です。要するに、リゾート開発は良いけどカジノなしでいいよねという主張です。

確かにと思う一方で、諸外国で成功しているIRの事例をみるとその収益の柱となっているのはカジノです。したがって、カジノなしだと収益面での効果を発揮できず経済効果・税収効果を出せないという問題が生じます

こういった横浜市と市民団体との折衝は今後しばらく続いていきそうです。

直近の状況

横浜市はIRに関する新たな情報を発信しています。

2020年の3月5日には、横浜IRの方向性(素案)の発表し、パブリックコメントを実施しました。パブリックコメントとは、ネットで市民の声を募集することで4/6〆切でいったん集計を取るようです。

また2020年4月1日、横浜市はIRに関する広報動画も公開しました。

横浜市の打ち出す指針が分かりやすくまとめられています。ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。

参考:横浜市ホームページIR統合型リゾートについて

参入予定のIR企業

気になる横浜に参入予定の企業ですが、現在のところ以下6つの企業が名乗りをあげています。

  • ラスベガス・サンズ
  • ウィン・リゾーツ
  • ギャラクシー・エンターテインメント
  • メルコリゾーツ&エンターテインメント
  • ゲンティン・シンガポール
  • セガサミー・ホールデングス

どれも超一流のエンターテインメント企業であり、マカオやラスベガスで運営実績を積み上げてきた企業です。

唯一、セガサミー・ホールディングスのみ日本の企業となっています。セガサミーはぷよぷよやソニックなどのキャラクターゲームの開発を行う一方、宮崎のフェニックス・シーガイアなどリゾート開発も手がけています。まさに、日本の数少ない総合エンターテインメント企業です。

いずれにせよ、その事業者選定は2020年内に行われることになっています。

そうすると、カジノディーラーを始めとした求人の募集は2021〜22年には始まる可能性が高いです。狙っている方は常に動向をチェックしておきましょう。

なお、IR企業はいわゆる外資系企業にあたります。待遇は一般的な日本企業を上回り、キャリアステップとしても申し分ありません

例えば、アメリカの就職情報サイトGlassdoorに掲載されているラスベガス・サンズにおける収入の情報は以下になります。

  • エグゼクティブマネージャー:年収約1,500万円
  • シフトマネージャー:年収約630万円
  • ディーラー:年収約430万円

ディーラーは時給制なので、チップ込みで年収ベースに換算しています。参考までに、エグゼクティブマネージャーの収入情報は以下になります。

引用:Glassdoor

英語なので分かりにくいですが、順調に昇格すると高待遇であることは間違いないようです。

当サイトでは、IR関連企業の求人募集情報に関してもいち早くTwitterで発信していきます。ぜひ、フォローして最新の情報を受け取って下さい!

まとめ

今回は有力候補の1つである横浜IRについて詳しくご紹介いたしました。

ポイントをまとめます。

  • 基本コンセプト:横浜イノベーションIR
  • 場所:山下ふ頭
  • 時期:2020年代後半の開業
  • 魅力:アクセス・観光資源・世界的企業の拠点・スポーツイベント
  • 課題:地元市民の反対
  • 開発企業:未定(ラスベガス・サンズなど6社が立候補)

働き手の視点から見ても、東京近郊でIRリゾートの仕事に携われるのはとても魅力的です。

特に若い方やセカンドキャリアを模索している方にとっては、検討に値する業界なのではないでしょうか?

洗練された都心部のディーラーとして活躍することも夢ではありません。

今後も横浜IRの動向に注目していきましょう!

 

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