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カジノディーラーのキャリアステップとは?役職と仕事内容を一挙紹介!

カジノリゾートでは、カジノディーラーをはじめとしたあらゆる役職・ポジションが存在します。

普通の企業と同じように、まずはディーラーとして経験を積み、ゆくゆくは管理職であるマネージャークラスへと昇格していくようなイメージです。

2025年頃には日本初となるIR(統合型リゾート)が開業しますが、ここでも海外のカジノリゾートと同様の役職・ポジションが求人されます。

今回は、そんなカジノディーラーの一般的なキャリアステップをご紹介いたします。

カジノ部門の役職(ポジション)まとめ

はじめに、カジノ部門における役職(ポジション)の一覧は以下の通りです。上から順番に位の高い役職です。

  • ゼネラルマネージャー
  • ゲームマネージャー
  • シフトマネージャー
  • ピットマネージャー
  • スーパーバイザー
  • カジノディーラー

これがそのままカジノディーラー職のキャリアステップを表しています。

なお、IRはカジノ部門以外にも、ホテル部門やエンターテインメント部門など様々な組織で構成されています。

そのため、特にマネージャークラスでは他部門への異動というのも十分あり得ます。このように、キャリアプランは柔軟に考えられるのも1つの特徴です。

逆に、他部門で活躍したい場合はカジノディーラー職の知識が求められます。まずはカジノディーラーを経験する場合が多く、IRのあらゆる職種になるための登竜門となっています。

役職ごとの仕事内容

ゼネラルマネージャー

ゼネラルマネージャーは、カジノ全体の効率的な運営に責任を持ち様々な管理業務を行います

そのカジノ部門におけるトップの意思決定者となるため、そのカバーする領域は幅広いものになります。例えば、以下の管理業務はゼネラルマネージャーが日々取り組む内容です。

  • 全体の利益管理
  • 人材管理
  • セキュリティ管理
  • ギャンブル依存症対策

どのゲームでどの程度利益が出ているといった内容の把握はもちろん、各種マネージャーやディーラーの採用、研修、監督まで統括します。

その上で、常連やVIPを中心にゲストとのコミュニケーションも欠かしません。いかに自らのカジノに来ていただけるかを追求し、実行し続ける仕事と言えます。

ゼネラルマネージャーになる人の多くは、同じカジノでゲームマネージャーとして活躍し多くの実績を残した人達です。

ゲームマネージャー

ゲームマネージャーは、ブラックジャックやポーカーのようなテーブルゲーム全体の管理を行う仕事です。

テーブルゲームは、基本的にゲストとディーラーによって行われるので、ルール遵守・不正防止が最も大切になります。

ゲームマネージャーは部下に指示を出してこの監視を行い、同時にゲストへのサービス提供やレートの調整指示を行うことでテーブルゲームエリア全体の利益最大化を目指します。

例えば、全体のベット額と配当額の状況がわかる利益管理シートを日々作成しています。その中で、今月はどのゲームで損失が出ているといった課題を特定し、レートの変更やクレジットの延長、提供するゲームの調整といった解決策を実行していきます。

このように、ゲームマネージャーには戦略的なテーブルゲーム運営が求められるため、ある程度の分析力が求められる役職と言えます。

なお、ゲームマネージャーは基本的に同じカジノで経験を積んだシフトマネージャーから昇格してなる場合が多いようです。

シフトマネージャー

カジノは基本的に24時間営業しており、勤務形態は次の3つに分かれています。

  • 日勤:朝〜夕方のシフト
  • 準夜勤:夕方〜深夜のシフト
  • 夜勤:深夜〜朝のシフト

シフトマネージャーはこれらシフトを統括し、シフト中のあらゆる活動を監督する役割を担います。

具体的には、ゲスト特性に合わせたシフト内の人材配置、カジノフロア全体のコンプライアンス啓蒙活動などを行います。その先に、シフトにおける利益最大化を目指します。

時に、マーケティング部門やホテル部門など他の部署とも連携し、集客課題や顧客満足度のこう向上などに取り組んでいきます。

部下が多くなり人事権も持つので、リーダーシップが求められるようになることも特徴です。日本企業でいうと部長職のようなイメージかと思います。

なお、シフトマネージャーになるにはカジノ部門における経験を最低5年以上、さらにマネージャー職の経験も1〜3年以上必要となります。

ピットマネージャー

ピットマネージャーは、カジノ内の1つの区画における利益管理や人材管理を任される管理職です。ピットボスと呼ばれることもあります。

※カジノ内はゲームごとあるいはゲームのレートごとにいくつかの区画に分けられています。

具体的には、区画内のテーブルの間を回り、ゲストが満足しているか・不正を行っていないかといったチェックを行います。同時に、スーパーバイザーに各テーブルの状況をヒアリングし、ゲストへのサービスやテーブルのクローズといった判断を下します。

また、事務的な仕事も多くなります。例えば、ディーラーの採用・育成、勤務シフトの作成、給与計算なども行います。

ピットマネージャーはカジノ部門における最初の管理職ということもあり、多くのカジノディーラーが最初の目標として掲げる役職となっています。昇格者の多くは、そのカジノでスーパーバイザーの経験を積んだ者からの登用となります。

スーパーバイザー

スーパーバイザーは、いくつかのテーブルを担当しディーラーの監督や不正防止を行う仕事です。フロアパーソンとも呼ばれます。

具体的には、ディーラーがシフト通りに業務を進めているかチェックをしたり、時に細かい調整を行います。

また、不正が行われないよう定期的にカメラでゲーム進行を見届けます。そのため、スーパーバイザーになるためにはカジノディーラーとして一定の経験を積んでいることが必要です。

時に、ゲストからのクレームにも真摯に対応しなければなりません。これもカジノ利用者の満足度向上に関わる大切な仕事です。スーパーバイザーでも対応できない内容であれば、ピットマネージャーに報告して対応を仰ぎます。

カジノディーラー

カジノディーラーは、1つのテーブルでゲーム進行を行い、ゲストに楽しい時間を提供する仕事です。

ゲームを進行するための正確でスムーズなディーリング技術と、ゲストを楽しませるためのホスピタリティ精神が求められます。

ただ、実際はカジノで働く上でのエントリーポジションということもあり、コミュニケーションに関しては初々しいディーラーも多いのが実態です(特に若いディーラー)。

最初は1つのゲームから始め、徐々にできるゲームの種類を増やしていきます。例えば、ポーカーやブラックジャックにおけるカードさばき、ルーレットホイールの操作、スロットマシンの知識などを習得していきます。

さらに、もう1つカジノディーラーには重要な責任があります。それは、ゲストによる不正を見抜くことです。例えば、ブラックジャックにおけるカウンティングはよくある不正行為です。

怪しい行為が見受けられた場合は、スーパーバイザーやピットマネージャーに報告してカメラで監視を強化、時にゲストへの注意を行います。

まとめ:最初はカジノディーラーからスタート

カジノディーラーのキャリアステップについて詳しくご紹介いたしました。

各役職の仕事内容を簡単にまとめると次のようになります。

  • ゼネラルマネージャー:カジノ全体の運営管理
  • ゲームマネージャー:テーブルゲーム全体の運営管理
  • シフトマネージャー:担当シフトの運営管理
  • ピットマネージャー:ピット(区画)の運営管理
  • スーパーバイザー:複数テーブルの運営管理
  • カジノディーラー:担当テーブルの運営管理

ゲストと直接対峙するディーラーからカジノ全体の運営方針を考えるゼネラルマネージャーまで、それぞれが各役職の責任を果たすことでカジノの運営は成り立っています。

役職によって責任の重さは大きく異なりますが、どの役職の人でもみんな最初はカジノディーラーからスタートしています。

また、IR内のあらゆる職種・役職に就くためにもカジノディーラーの経験や知識は必要になります。

将来カジノリゾートで働きたいという方は、まずカジノディーラーから目指してみてはいかがでしょうか。

 

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